電話での商談やコールセンター業務で「文字起こしをしたい」と思ったとき、多くの方がまず文字起こしツールを探します。しかし実際に運用し始めると、こんな壁にぶつかることがあります。
- 「録音はZoomの機能で、文字起こしは別のツール、管理はまた別の場所」
- 「携帯電話の通話を文字起こししたいのに、対応していない」
- 「個人のスマホに録音データが散らばっていて、組織で管理できない」
録音と文字起こしが別ツールになっている「ツール分断」の状態では、手間が増えるだけで本来の目的(業務効率化・コンプライアンス対応)が達成できません。
本記事では、電話の文字起こしツールを比較しながら、企業が通話録音から文字起こしまでを一括で管理・活用できるサービスを解説します。
電話の文字起こしとは?メリットも解説
電話の文字起こしとは、電話での通話・商談・会議の音声をテキストデータに変換することです。AI音声認識技術の進化により、手動で書き起こす必要がなくなり、録音データを自動でテキスト化できるサービスが普及しています。
主なメリット
議事録・通話記録の作成が効率化
通話後に録音を聞き返しながら手書きする手間がなくなります。AIがテキスト化した内容を確認・編集するだけで議事録が完成します。
キーワード検索で必要な通話をすぐに見つけられる
テキストデータはキーワードで全文検索できるため、「あの顧客が言っていた条件」「先週の商談での懸念点」をすぐに確認できます。音声データのまま保存するより格段に活用しやすくなります。
CRM・議事録への自動入力が可能になる
テキスト化されたデータをSalesforceなどのCRMに連携することで、通話後の手入力を大幅に減らせます。
コンプライアンス対応・証拠保全
通話内容がテキストとして残ることで、「言った・言わない」のトラブル防止や、業界のガイドラインや社内規程で求められる通話記録の保存にも対応しやすくなります。
文字起こしツールの選び方
対応する録音シーン
「固定電話のみ」「Web会議のみ」「携帯電話も対応」など、サービスによって対応チャネルが異なります。自社で文字起こしが必要な場面をすべてカバーできるかを確認しましょう。
録音と文字起こしの一体型か分離型か
文字起こしツールの中には、録音機能を持たず「音声ファイルをアップロードして変換する」タイプと、録音から文字起こし・管理まで一体で行えるタイプがあります。
- 分離型:使い慣れたツールで録音し、文字起こしは別サービスで行う。手軽だが、工程が増えてデータが分散しやすい
- 一体型:録音→文字起こし→管理が同一プラットフォームで完結。工数が少なく、組織での一元管理に向いている
音声認識の精度
日本語ビジネス会話の認識精度は製品によって大きく異なります。専門用語・商品名・話し言葉への対応状況も確認しましょう。
個人向けか法人向けか
個人向けツールは手軽で低コストですが、複数ユーザーの管理・アクセス権限設定・データの組織管理機能が弱い傾向があります。組織全体で活用する場合は法人向けサービスが適しています。
CRM・外部システムとの連携
SalesforceなどのCRMへの自動連携や、Slack・Webhook連携など、テキストデータを業務フローに組み込める仕組みがあるかどうかも選定のポイントです。
電話の文字起こしツール比較5選
1. YouWire(ユーワイヤー)|株式会社ギークフィード
固定電話・携帯電話・対面会議・Web会議の4チャネルをクラウドで一元管理できる企業向け録音プラットフォームで、AI音声認識(文字起こし)機能も搭載。録音から文字起こし・CRM連携まで一括で対応。
2. Notta
概要: Web・アプリの両方に対応した文字起こしサービスです。58言語対応しており、リアルタイム文字起こし機能や倍速再生機能を搭載。スマートフォンアプリもあるため外出先でも利用できます。無料プランあり(月120分まで、1回3分まで)。
向いている用途: 個人・チームでの会議録音・文字起こし。多言語対応が必要な場合にも有効。
企業向け一元管理: △
3. toruno|リコー
概要: リコーが提供する会議記録サービス。Web会議に加え、スピーカーフォンを使った対面会議の文字起こしや、iPhoneアプリ・ICレコーダーで録音した音声ファイルのアップロードにも対応し、録音・文字起こし・画面キャプチャで会議を記録できます。
向いている用途: Web会議の文字起こし・議事録作成をシンプルに始めたい場合。
企業向け一元管理: △(会議の記録が中心。固定電話・携帯電話の通話録音には非対応)
4. amptalk
概要: 商談録音・文字起こし・AI分析に特化したセールスイネーブルメントツールです。Salesforce連携に強く、商談データを自動でCRMに記録できます。営業トークの分析・コーチング機能も搭載。Web会議やIP電話に加え、大手3キャリアの携帯電話の通話や、モバイルアプリによる対面商談の録音にも対応しています。
向いている用途: 営業組織でのSalesforce連携・商談分析・コーチング。
企業向け一元管理: ○(営業組織向け。Web会議・IP電話・携帯電話・対面商談に対応)
5. Googleドキュメント(音声入力)
概要: Googleドキュメントの音声入力機能を使った無料の文字起こし方法。Googleアカウントがあれば即座に利用可能。Chrome専用で、精度・機能面での制約あり。
向いている用途: 今すぐ無料で手軽に試したい個人ユーザー。
企業向け一元管理: ✕
比較一覧表
| サービス名 | 録音機能 | 文字起こし | 対応チャネル | 企業一元管理 | CRM連携 |
|---|---|---|---|---|---|
| YouWire | ◎ 自動録音 | ◎ | 固定・携帯・対面・Web | ◎ | ◎(Salesforce等) |
| Notta | △ アプリ録音 | ◎ | Web会議・マイク入力 | △ | △ |
| toruno | ○ | ○ リアルタイム | Web会議・対面会議 | △ | △ |
| amptalk | ○ | ○ | Web・IP電話・携帯・対面 | ○ | ◎(Salesforce特化) |
| Googleドキュメント | ✕ | △ | マイク入力のみ | ✕ | ✕ |
特におすすめ:YouWire(ユーワイヤー)
上記の比較を踏まえて、「録音から文字起こしまで一括で管理したい」「固定電話・携帯・対面・Web会議のすべてをカバーしたい」という企業に特におすすめなのがYouWireです。
ツール分断を解消する「録音→文字起こし→活用」の一括対応
多くのツールでは「録音はZoomの機能→文字起こしは別サービスにアップロード→管理はまた別の場所」という分断が発生しています。YouWireはこのフローを一つのプラットフォームで完結させます。
4チャネルすべてを自動録音・文字起こし
| サービス名 | 対応シーン |
|---|---|
| YouWire Office |
固定電話の通話を自動録音→文字起こし |
| YouWire Mobile |
携帯電話の通話を操作不要で自動録音→文字起こし |
| YouWire Meeting |
対面商談・会議をアプリで録音→文字起こし |
| YouWire WebMeeting |
Zoom・Teams・Google Meetを録音→文字起こし |
固定電話・携帯電話の通話は操作不要で自動録音され、対面・Web会議の録音も含めて、テキスト化まで一つのプラットフォームで行えます。
テキストはキーワードで全文検索
文字起こし済みのテキストはキーワードで全文検索でき、「あの商談で出た懸念点」「先週のクレーム通話の内容」をすぐに確認できます。
Salesforce・CRMへの自動連携
文字起こしテキストを含む通話データをSalesforce・HubSpot・Slackなどに自動送信できます。一度設定しておけば、通話後の手入力を大幅に減らせます。詳細はお問い合わせにてご案内しています。
生成AI連携で通話データをさらに活用(MCP Server)
2026年2月リリースのYouWire MCP Serverでは、ClaudeやChatGPTなどの生成AIに日本語で話しかけるだけで、文字起こしデータの検索・要約・分析が可能です。
活用例:
- 「今週の商談の文字起こしから顧客の懸念点をまとめて」
- 「先月のクレーム通話の傾向を教えて」
- 「成約した商談のトークの特徴を分析して」
受賞・認定実績
- 第15回 ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2021「データ活用系ASP・SaaS部門」総合グランプリ受賞(2021年)
- 第17回 ASPICクラウドアワード2023 総合グランプリ受賞(2023年)
- 提供元のギークフィードがAWS Partner Awards「Design Partner of the Year – APJ」受賞(2024年)
用途別おすすめの選び方
個人・チームで手軽に文字起こしをしたい
Nottaなどが使いやすいです。無料プランもあり、すぐに始められます。ただし組織管理・コンプライアンス対応には向きません。
Web会議の議事録だけ効率化したい
torunoなどがシンプルで使いやすいです。ただし固定電話・携帯電話には対応していません。
営業組織でSalesforce連携・商談分析もしたい
amptalk・YouWireが選択肢です。営業トークの分析・コーチングを重視するならamptalk、固定電話を含む全社の通話録音基盤やコンプライアンス目的の録音管理まで整えたい場合はYouWireが適しています。
固定電話・携帯・対面・Web会議すべてを一元管理したい
YouWireがおすすめです。固定電話・携帯電話・対面・Web会議の4チャネルを一つのプラットフォームで録音・管理し、文字起こし・CRM連携・AI分析まで対応できます。
コンプライアンス対応・証拠保全が必要な業種
保険・金融・証券など、通話の録音・保存が強く求められる業種では、改ざん防止・長期保存・組織管理が重要です。YouWireが適しています。
まとめ
電話の文字起こしツールは、個人が手軽に使えるものから企業全体で一元管理できるものまで、用途によって最適なサービスが異なります。
個人・チームでの手軽な文字起こしにはNottaなどが便利ですが、「録音と文字起こしをバラバラのツールで管理している」「携帯電話や対面商談も含めて組織で一元管理したい」「CRMへの手入力をなくしたい」という企業には、録音から文字起こし・CRM連携まで一括で対応できるYouWireが最もフィットする選択肢です。
まずは公式サイトから資料請求・お問い合わせをしてみてください。
